我が家では、家族が食べる分+αくらいの野菜づくりをしています。
主にお義母さんが、おばあちゃんから教わったことをベースに、
創意工夫しながら野菜をつくってくれています。
目の前の畑で収穫されたばかりの野菜を使って、
お料理上手なお義母さんが作ってくれた美味しいご飯を毎日いただく…
これほど贅沢なことってあるでしょうか!
すっかり義母に胃袋を掴まれた私は、
外食への興味が激減。
ほぼ食べ専の嫁…感謝しかありません。(合掌)
・・・
野菜が体に良いのは当たり前ですが、
栄養や味での「野菜の違い」というのは、
ここに住み始めるまで、あまりピンときていませんでした。
道の駅や、オーガニックマーケット的な所で買ってきた野菜のほうが、
安全で、新鮮で、美味しいんだろうな、という、ぼんやりとした感覚があるくらいで、
実際に、自分の体調や味覚で、確かな実感があったわけではありませんでした。
名張に住み始めて、
毎日、お義母さんが作ってくれた野菜を贅沢にいただいると、
お世辞にも舌が肥えているとは言い難い私にも、
野菜の違いというものが、少しずつ、
感じられるようになりました。
スーパーで買った野菜よりも、
断然に美味しいし、
体にしっくりくる。
安心感と新鮮さ。
旬のものをいただくありがたさ。
蒸し野菜やお味噌汁など、シンプルに調理されたものを食べると、
その美味しさが、心と体にじわ〜っと染み込む感じ。
野菜の出汁の味、というものを、
確固たるものとして感じることができます。
ちなみに、お義母さんの美味しい料理を食べて、舌の英才教育を受けてきた、吉田屋の亭主は、
(あまり料理をしないにも関わらず)
お母さんの料理のちょっとした変化に敏感に気づいて指摘をするのでした。
・・・
この無形文化財に匹敵する、
お義母さんの野菜づくりと、素材を活かした料理のセンスを、少しでも学びたいと思い、
まずは畑仕事から、コツコツ始めていきます。
道は遠く険しく長い…ですが、
美味しいものが食べたい、という持ち前の食い意地だけを頼りに、
頑張っていきます。
まずは、春ジャガイモから。
このつれづれ日記では、
畑仕事の記録もしていきたいと思います。